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残業時間の集計

残業時間を集計するとき毎日の残業時間をどこから切り捨ててよいものか悩まれることがあるかと思います。女性の多い職場でタイムカードのある場所が更衣室だったりすると、終業の打刻があるのが作業場、執務室をでて何分もたってからということもあったりすることを聴きます。

一応労働局の通達では毎日を切り捨てず月の集計をして、その合計の時間につき30分以上を切り上げ、30分未満を切り捨てるといっています。ただこれも必ずこうしなければならないということではありません。あくまでそれぞれの職場によります。一概にこれはOK、これはノーと言えるものではありません。私が労働基準監督官と話しするなかで個人的に得た感触は毎日の集計で10分未満を切り捨てて10分単位で集計は良いだろうということです。最初に取り上げた例のようにタイムカードの設置場所が実際に働く場所と離れていると終業の時刻は推定となることが多いからでしょう。それでも20分、30分未満の切り捨てはノーとなりそうです。

さらに考えておかなければならないのは集計そのもの他に打刻と実際の就業時間を正確に反映する体制作りです。最初の例でいいますとタイムカードの機械の設置場所を更衣室あるいは建物の出入口ではなく作業場、執務室の出入口することが一つ。そして仕事が終わったらすぐに打刻するという習慣づくりも必要なことです。

気持ちよく働ける職場にするというのは労使双方に配慮が必要なことですね。

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